「こーちゃん、ココア作ってくれてありがと。何か嫌なことあった?」



よく怒るし、よく一人になりたがるし、
その割一人になれば寂しいって泣きついてきた時もあったのに…


「なにも。」





今は頼りにもしてくれない。






「俺、こーちゃんが辛いって思ってたら、
助けたいって思うの。嫌なこと、あるの?」





こーちゃんはすぅ、と息を吸って言った。




「だっていつもより、
ギュッてする力が、強いんもん!!!」




あ、そーゆーことでしたか…。




「ごめん。こーちゃん…」