「水原さんが良いって言ってるんだからいいんじゃないの?」 佐藤さんは首を傾けて上目遣いをする。 気持ち悪い。 佐藤さんの敵意も 自分自身の嫉妬も。 「でも──」 「大丈夫だから。親に迎えに来てもらうから」 あたしは北条の言葉を遮って、冷たくいいはなつ。 このままじゃ北条の優しさに漬け込んでしまいそうだから。 それだけは絶対に嫌。