嫌い、嫌い、好き。






 ◇*◆*◇*◆*◇




「ほんっとごめん」





──放課後。



クラスメート達はもう帰っていて、薄暗く夕焼けの光が机に細長く架かっているだけで誰の声も聞こえない。





「なにが?」





目の前に座っている北条が首を傾げて問いかける。





「なにがって…ほら、あたしが昨日日誌出し忘れたせいでもう1回日直するはめになっちゃって」



「あぁ。別に大丈夫だよ。水原に任せきりにした俺も悪いし」



「うぅ。ごめんなさい」



「謝んなって。いつもケチケチしてる水原らしくねぇぞ?」