「お姉ちゃんの服」
僕は常盤 茂(ときわ しげる)。中学二年生。
テストが近かったから信号を待っている間、重要単語を書いた紙を見ていた。お腹すいたな。
そう思って気を抜いた時、紙が手から滑り落ちた。
「うわあ!」
ちょうど青信号に変わり、風の力を借りて横断歩道を渡る紙を追いかけた。
すこし強い風が吹いて、くるりと回ってから人の敷地内に逃げた。
「もう、めんどくさいなあ」
入る許可をもらうため呼び鈴を鳴らす。しかし、反応はない。ふと窓を見ると、売り物件と書かれた、色褪せた紙が張られていた。
なんだよもう。時間を無駄にした。
枯れ葉が敷き詰められている地面に落ちた紙を拾う。
再度家を見ると、古くて木の陰のせいか暗くて、買う人はいるのか?と思った。
こういう空き家を見ると入りたくなる。でも、不法侵入はダメだ……内申に響く……
しかし、この衝動を抑えきれなかった。
ドアノブに手をかける。
鍵が開けっぱなしになっていたので入ることが出来た。
僕は常盤 茂(ときわ しげる)。中学二年生。
テストが近かったから信号を待っている間、重要単語を書いた紙を見ていた。お腹すいたな。
そう思って気を抜いた時、紙が手から滑り落ちた。
「うわあ!」
ちょうど青信号に変わり、風の力を借りて横断歩道を渡る紙を追いかけた。
すこし強い風が吹いて、くるりと回ってから人の敷地内に逃げた。
「もう、めんどくさいなあ」
入る許可をもらうため呼び鈴を鳴らす。しかし、反応はない。ふと窓を見ると、売り物件と書かれた、色褪せた紙が張られていた。
なんだよもう。時間を無駄にした。
枯れ葉が敷き詰められている地面に落ちた紙を拾う。
再度家を見ると、古くて木の陰のせいか暗くて、買う人はいるのか?と思った。
こういう空き家を見ると入りたくなる。でも、不法侵入はダメだ……内申に響く……
しかし、この衝動を抑えきれなかった。
ドアノブに手をかける。
鍵が開けっぱなしになっていたので入ることが出来た。



