作家たちの話


「あの三十三人が勝てるといいな」

石蔓がそう言った後、高時がとんでもないことを言った。

「えへへっ実は、佐藤さんが殺したという結末も考えたんですよ?聞きますか?」

「聞かねえ!」

耳をふさいで拒否する。感動した後に後味の悪い話は嫌だった。

「そこまで嫌がるんですか……。後味が悪いかなと思って路線変更したんですけど……あっちの方が怖いし、佐藤さん犯人で話した方がよかったかもしれません」

「聞きたいメンバーだけを集めて話してくれ。俺は聞かないぞ」

「聞きたい人ー!」

石蔓以外は手を上げた。高時は、時間に余裕があれば話すことにした。

「よし、そろそろ戻るぞ」

椿森がそう言った後背伸びをする。

「あっ戻りますか?じゃあ早速よろしくお願いします」

「ああ。では、事故に遭遇してしまった人の話をしよう……」