「自殺でもない、大坂が殺したのでもない……」
「思いだした?」
野崎はあの時一緒にいた。後は裁判員に三人いる。
私は忘れていたというより、認めたくなかっただけだった。あの雲野が殺されたことを、自分がいたのに守れなかったことを……!
「クラスから出る犯罪者は私たちだね。トイレに隠しちゃったんだから」
「その前に、雲野さんに謝らないと。草むらに……」
「雲野はやっぱりあそこにいるよ!」
野崎の手を振り切って教室を出る。旧校舎に入って階段を駆け上った。
「雲野!」
雲野は私が思いだすまでは教室にいた。けど気配が無くなった。
戻るとすればここか、家か、会社だと思った。まず近いところから探す。
「美雨」
やっぱりいた。雲野の行動なんてお見通しだ。
実は、一度だけ私はパズルゲームで雲野に勝っていた。もっと勝ってやろうと思ってたのに雲野は死んだ。
「今回は、私の負けだ」
あり得ないと言いたかった。勝つためならなんでもする、大人げない雲野が負けを認めるなんて……。
「美雨、あいつらに勝ってくれる?」
「もちろん!私だけじゃなくて三十三人で総攻撃すればあっという間だよ!」
クラス全員と大阪で三十三人。あっちは十四人くらいらしい。数では勝っている。
この私が勝って、雲野に勝ったことはまぐれだって証明してやる!
「よろしくな」
雲野はそう言って消えた。天国に行ったのか、見えなくなっただけか、また違うところに行ったのか……?
「雲野さんはいた?」
トイレから出ると野崎が聞いてきた。
「いたよ。私の、予想通り」
私のを強調して言うと、野崎の顔が引きつる。
「一回勝ってからちょっと調子乗ってない?いつもの佐藤に戻したのは、茶番劇をした私たちだよ?」
野崎は常時上から目線で頑固なのに。それは言わないでおこう。
「ありがとう。これで戦えるようになった」
何度話しても認めなかった私が食いつくように裁判形式にした。テレビでちょっと見ただけの裁判を開いてひっぱたいてくれた。おかげでぼやっとしていたのが直った。
あれから、放課後に集まって作戦を考えている。私だけで作ってしまうのはよくないかなと思って、皆で一緒に考えさせている。
雲野のことは、自殺だったと言うことにしている。
聞かれても、えっ自殺って言ってなかった?と、とぼける。
知らないふりが効いてるのか敵は油断している。誰も犯人を知らないと思っている。
油断している所に、あいつらの会社の本性をネットにばらまく。
作戦開始はもうすぐだ。雲野の教え子たちの優秀さを思い知れ!
「思いだした?」
野崎はあの時一緒にいた。後は裁判員に三人いる。
私は忘れていたというより、認めたくなかっただけだった。あの雲野が殺されたことを、自分がいたのに守れなかったことを……!
「クラスから出る犯罪者は私たちだね。トイレに隠しちゃったんだから」
「その前に、雲野さんに謝らないと。草むらに……」
「雲野はやっぱりあそこにいるよ!」
野崎の手を振り切って教室を出る。旧校舎に入って階段を駆け上った。
「雲野!」
雲野は私が思いだすまでは教室にいた。けど気配が無くなった。
戻るとすればここか、家か、会社だと思った。まず近いところから探す。
「美雨」
やっぱりいた。雲野の行動なんてお見通しだ。
実は、一度だけ私はパズルゲームで雲野に勝っていた。もっと勝ってやろうと思ってたのに雲野は死んだ。
「今回は、私の負けだ」
あり得ないと言いたかった。勝つためならなんでもする、大人げない雲野が負けを認めるなんて……。
「美雨、あいつらに勝ってくれる?」
「もちろん!私だけじゃなくて三十三人で総攻撃すればあっという間だよ!」
クラス全員と大阪で三十三人。あっちは十四人くらいらしい。数では勝っている。
この私が勝って、雲野に勝ったことはまぐれだって証明してやる!
「よろしくな」
雲野はそう言って消えた。天国に行ったのか、見えなくなっただけか、また違うところに行ったのか……?
「雲野さんはいた?」
トイレから出ると野崎が聞いてきた。
「いたよ。私の、予想通り」
私のを強調して言うと、野崎の顔が引きつる。
「一回勝ってからちょっと調子乗ってない?いつもの佐藤に戻したのは、茶番劇をした私たちだよ?」
野崎は常時上から目線で頑固なのに。それは言わないでおこう。
「ありがとう。これで戦えるようになった」
何度話しても認めなかった私が食いつくように裁判形式にした。テレビでちょっと見ただけの裁判を開いてひっぱたいてくれた。おかげでぼやっとしていたのが直った。
あれから、放課後に集まって作戦を考えている。私だけで作ってしまうのはよくないかなと思って、皆で一緒に考えさせている。
雲野のことは、自殺だったと言うことにしている。
聞かれても、えっ自殺って言ってなかった?と、とぼける。
知らないふりが効いてるのか敵は油断している。誰も犯人を知らないと思っている。
油断している所に、あいつらの会社の本性をネットにばらまく。
作戦開始はもうすぐだ。雲野の教え子たちの優秀さを思い知れ!



