雲野を放置して奴らは帰っていった。
帰り道、気を失っていた大坂を見つけた私たちは、大坂からそのことを聞いた。
「どうしよ……雲野姉ちゃんがどこかに連れて行かれる!」
遺体を持ち去って裏の商売に使おうとしていたらしい。しかし、電話で収集がかかったらしく急いでいたという。
「戻ってきたら絶対雲野さん連れて行かれるよ」
雲野は自分の弱ったところを見せないようにする人だった。死んだところを晒し者にされるのは嫌だろう。
「雲野を見つからないところに運ぼう。学校の旧校舎の女子トイレ。あそこならたどり着けない」
学校に運ぶなんて想像もつかないだろう。発見されたら大騒ぎ、行方不明なんてことにはできない。
裏の商売になんて使わせない。
大きめのレジャーシートにのせて、膝掛けを被せる。
六人で、見つからないよう秘密の通り道を通る。秘密の通り道は、鍵が壊れた裏門のことだ。
旧校舎には短い間しか使われなかったエレベーターがあった。エレベーターを使って三階まで行き、女子トイレの前に来た。
最後は私だけがトイレに入り、個室に入らせる。
そして、鍵を閉めた。工夫すれば外からでも閉められる鍵だった。
ごめんね雲野。鍵閉められる場所がここしかないの。
本当は退屈しないであろう特別教室にしたかった。理数系だったから理科室ならもっとよかった。
血のついたレジャーシート等を持ってトイレからでる。
窓の外はオレンジ色になっていた。このくらいの時間に雲野と遊んでいた。
涙が溢れて、なんだか自分が嫌になった。
雲野にはあまり外に出るなと言っていた。ショコラの散歩や買い物もかわりにやっていた。
けど、私たちが最近それを忘れていた。
帰り道、気を失っていた大坂を見つけた私たちは、大坂からそのことを聞いた。
「どうしよ……雲野姉ちゃんがどこかに連れて行かれる!」
遺体を持ち去って裏の商売に使おうとしていたらしい。しかし、電話で収集がかかったらしく急いでいたという。
「戻ってきたら絶対雲野さん連れて行かれるよ」
雲野は自分の弱ったところを見せないようにする人だった。死んだところを晒し者にされるのは嫌だろう。
「雲野を見つからないところに運ぼう。学校の旧校舎の女子トイレ。あそこならたどり着けない」
学校に運ぶなんて想像もつかないだろう。発見されたら大騒ぎ、行方不明なんてことにはできない。
裏の商売になんて使わせない。
大きめのレジャーシートにのせて、膝掛けを被せる。
六人で、見つからないよう秘密の通り道を通る。秘密の通り道は、鍵が壊れた裏門のことだ。
旧校舎には短い間しか使われなかったエレベーターがあった。エレベーターを使って三階まで行き、女子トイレの前に来た。
最後は私だけがトイレに入り、個室に入らせる。
そして、鍵を閉めた。工夫すれば外からでも閉められる鍵だった。
ごめんね雲野。鍵閉められる場所がここしかないの。
本当は退屈しないであろう特別教室にしたかった。理数系だったから理科室ならもっとよかった。
血のついたレジャーシート等を持ってトイレからでる。
窓の外はオレンジ色になっていた。このくらいの時間に雲野と遊んでいた。
涙が溢れて、なんだか自分が嫌になった。
雲野にはあまり外に出るなと言っていた。ショコラの散歩や買い物もかわりにやっていた。
けど、私たちが最近それを忘れていた。



