作家たちの話

雲野は、親の仲が悪くて家に居づらい大坂の面倒を時々見ていた。普通のOLで、大坂の近所に引っ越してきた。

トイプードルのショコラを自分の子供と言って可愛がっていた。

高校も大学も商業科で、仕事ではそこで学んだことを活かして活躍していた。

頭が良くて、休日は私たちに勉強も教えてくれた。

雲野はパズルゲームの勝負で負けたことがない。だから、どうやったら勝てるのかとクラスの皆でいつも考えていた。

雲野が勤めていた、田舎の小さな会社がだんだんと大きくなって、色々な会社から声がかかる様になった。

信用できるか雲野が確かめてから取引していた。ここまではよかった。


雲野は厄介な会社に目をつけられた。エリートヤクザの集団みたいな会社で利益が出れば他の人が苦しんでいても気にしない。

雲野はその会社との取引を断ったのだ。

もちろんそんなことしたらタダじゃ済まないことはわかっているから、警察を味方につけたりしていた。追いかけられたらそいつらを撒いたりしていた。

でも、一つミスった。

相談した人の中に裏切り者がいた。

それに気付いた時にはもう遅かったらしい。

人気の無い草むらに連れて行かれ、雲野は殺された。ひどい殺され方だった。
一緒にいたショコラを目の前で殺され、身体のいたるところを切られ、写真を撮られた。

早引きしていた大坂は、その様子を蔭から見ていた。