「深夜のあいつ」
なかなか寝られなくって、いつもは点けたまま寝る電気を消したんです。そうすれば暗いから何もできず、暇になって寝られるかなと思いました。
ですが、寝られず怖くなって来たんです。真っ暗な部屋、時間は深夜二時、何かが出そうでした。
出ても見ずに済むように、そのまま寝てしまうことも期待して目をつぶりました。
しばらくして、ゴトッと何かが落ちる音がしました。私はもちろん動いていませんよ。
怖くて目を固く閉じます。ペットボトルの中で水が揺れる音がしてきました。
こんな怖い思いするならちゃんと冷蔵庫に入れておけばよかったと後悔しました。
目を開く勇気は無いので、布団を握りしめ、耐えます。
そうだ、電気を点ければ消えるかもしれない!そう思い付き、目は閉じたまま起き上がりました。
スイッチまではまっすぐ行けば辿り着けます。下を向いて歩き、電気を点けました。
音は止みました。やったと思って振り返ると
痩せた男が、ベットの近くの机の側で、目を見開いてこっちを見ていました。
なかなか寝られなくって、いつもは点けたまま寝る電気を消したんです。そうすれば暗いから何もできず、暇になって寝られるかなと思いました。
ですが、寝られず怖くなって来たんです。真っ暗な部屋、時間は深夜二時、何かが出そうでした。
出ても見ずに済むように、そのまま寝てしまうことも期待して目をつぶりました。
しばらくして、ゴトッと何かが落ちる音がしました。私はもちろん動いていませんよ。
怖くて目を固く閉じます。ペットボトルの中で水が揺れる音がしてきました。
こんな怖い思いするならちゃんと冷蔵庫に入れておけばよかったと後悔しました。
目を開く勇気は無いので、布団を握りしめ、耐えます。
そうだ、電気を点ければ消えるかもしれない!そう思い付き、目は閉じたまま起き上がりました。
スイッチまではまっすぐ行けば辿り着けます。下を向いて歩き、電気を点けました。
音は止みました。やったと思って振り返ると
痩せた男が、ベットの近くの机の側で、目を見開いてこっちを見ていました。