作家たちの話


「命を奪われると分かっていてもヴィオラと結ばれたかったんだね……なんか素敵!」

「人が死んでるんだぞ!?お前はいいのか?」

「別に、自分が死んでもいいって訳じゃないですけど……でも、正体を知っても離れないって、本当にヴィオラのことを愛していたんだと思います。……ああ、どう言えばいいんだろう!?」

高時が頭を抱える。石蔓は高時の考えがわからない……と呟いた。

「まあ、死後の世界で結ばれるために死ぬ話は昔からあるわね……何かを感じる人は高時さんだけではないわ」

「よかったですー!あっでも一応、憧れてはいませんよ。死ぬなんてまっぴらごめんです!」

親指を立てる高時を見て、やっぱり分からないと石蔓は思った。

「よし、それじゃ俺が本当の恐怖を教えてやる!トイレ行けなくなっても知らないぞ!」

「こっち見て言わないで下さいよ……」

高時はビビりという認識が浸透していた。高時はいつまでもビビり扱いされることに、内心ウンザリしていた。

「夏休み、山津たち五人組が深夜の学校で肝試しをした……」