作家たちの話

十六日、電話で呼ばれすぐに真弥ちゃんの家に向かう。

カバンを受け取り、お金を渡す。
親には内緒の取引、というのがワクワクする。

これから遊ぶ予定について話したり、スイカと大坂のお菓子を食べたりと楽しく過ごせた。

今頃お姉ちゃんは、毎年恒例の雑木林を散策している。何が楽しいんだろう。

夕方、家に帰るとお姉ちゃんの髪が濡れていた。シャワーを浴びたらしい。

「汚れたの?」

「あー、うん。髪の毛が埃っぽくなって……」

「いつもどこいってんの……?全く……」

お姉ちゃんは廃墟を見るのも好きなので、まさか入ってしまったんじゃ……。
この様子じゃ、彼氏は出来なさそうだ。いつになったら落ち着くのか。

夕食の後、こっそりと家を抜け出した。夕食の前にかかってきた電話で呼び出されたから。
大坂に帰るおじさんを見送りに行く。それと、食べきれないプチトマトをあげる。

真弥と彩芽も電灯の下にいる。二人も親には言っていない。
おじさんの黒い車が来る。電灯の下の私たちを見て止まった。

「どうしたんだ!こんなところで……」

「渡しそびれた物を……」

彩芽と私が杏とプチトマトを渡す。

「今度来るときはあのマンゴープリンを……」

「はいはい」

マンゴープリンをリクエストしたら、並ばなきゃ買えないから無理といわれたので、真弥に頼まれた。
おじさんが好きな杏と、体に良さそうな野菜をよろしくと。

「夜に出てくる程マンゴープリンが食べたいのか……。君たち、危ないし家まで送るよ」

おじさんの車に乗って、私たちは家に戻ることになった。