朝の五時、泣き声で目を覚ますと、一目でわかる程大きくなっていた。
おむつを変えて抱き上げると、昨日より重くなっていた。
「大きくなったねー!」
そのまま家の中をぐるぐる歩く。産まれてすぐの時は小さくて今にも消えてしまいそうだった。
他の子より小さく産まれてきたから、すぐには会えなかった。
私は母親だ。それなのに、何故抱けない?
今この腕に重みを感じ、幸せを噛みしめる。
産まれてきてくれて、ありがとう。
優しく頭を撫でた。
また泣いている。
買い物に行こうと思ったのに、何度も泣いて家の外へ出ることもできない。
今日は機嫌が悪いのかもしれない。もう止めにしよう。
今日はミルクが溢れ出すことも無かった。
次の日の朝は、激しい雨が降るという予報があった。
だから昨日行きたかったんだけど、ベッドから離すと泣き止まなかった。
外は予報通りの激しい雨と雷。
空とは正反対におとなしくしている。
私の人差し指を小さな手で掴む。今日は一緒に家でゆっくりしよう。
後ろ髪を引かれる思いで離れ、原稿を書く。
今書いているストーリーも、女手一つで子供を育てる母親が主人公だ。
娘が成長する様子を想像し、楽しみながら書いていた。
地面を打ち付けるような雨がピタッと止んだ。
また降り始めるのかな……。そう思っていたところで呼び鈴が鳴る。
「何?」
「急に来てすまない。あのさ……ちょっとお邪魔していいか?」
高校の時からの親友が訪ねてきた。
笹山 樹(ささやま いつき)。はねた茶髪で、明るい性格の男だ。元夫の親友でもある。
激しい雨だったのに服があまり濡れていない。外に青い車が止まっている。そうか、車で来たからか。
「いいけど……子供がいるから静かにね。あと、変なことはしないで」
こいつ、仕事は出来るけどたまにとんちんかんなことをする。注意しないと……。
おむつを変えて抱き上げると、昨日より重くなっていた。
「大きくなったねー!」
そのまま家の中をぐるぐる歩く。産まれてすぐの時は小さくて今にも消えてしまいそうだった。
他の子より小さく産まれてきたから、すぐには会えなかった。
私は母親だ。それなのに、何故抱けない?
今この腕に重みを感じ、幸せを噛みしめる。
産まれてきてくれて、ありがとう。
優しく頭を撫でた。
また泣いている。
買い物に行こうと思ったのに、何度も泣いて家の外へ出ることもできない。
今日は機嫌が悪いのかもしれない。もう止めにしよう。
今日はミルクが溢れ出すことも無かった。
次の日の朝は、激しい雨が降るという予報があった。
だから昨日行きたかったんだけど、ベッドから離すと泣き止まなかった。
外は予報通りの激しい雨と雷。
空とは正反対におとなしくしている。
私の人差し指を小さな手で掴む。今日は一緒に家でゆっくりしよう。
後ろ髪を引かれる思いで離れ、原稿を書く。
今書いているストーリーも、女手一つで子供を育てる母親が主人公だ。
娘が成長する様子を想像し、楽しみながら書いていた。
地面を打ち付けるような雨がピタッと止んだ。
また降り始めるのかな……。そう思っていたところで呼び鈴が鳴る。
「何?」
「急に来てすまない。あのさ……ちょっとお邪魔していいか?」
高校の時からの親友が訪ねてきた。
笹山 樹(ささやま いつき)。はねた茶髪で、明るい性格の男だ。元夫の親友でもある。
激しい雨だったのに服があまり濡れていない。外に青い車が止まっている。そうか、車で来たからか。
「いいけど……子供がいるから静かにね。あと、変なことはしないで」
こいつ、仕事は出来るけどたまにとんちんかんなことをする。注意しないと……。



