色々な愛のカタチ―短編集―

その後、お互い何も話さず黙ったままだったが、「凜(りん)ー!ごめんねー!」と彼女がソイツを呼ぶ声でその沈黙も終わった。








凜と呼ばれたソイツは最後に「じゃあ。」とだけ残して今もまだ俺の『好きな人』の元へと行った。








俺は分かってしまったかもしれない。







ソイツが言った言葉の意味を。







もしかしたらソイツは今の俺より遥かに辛い想いをしているのかもしれない。