今もその言葉が忘れられずにいる。







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「好きです!俺と付き合って下さい!」







俺は目の前の『好きな人』にそう言って頭を下げた。







「ごめんなさい。気持ちは嬉しいけど、私好きな人が居るから。」








そう少し申し訳なさそうに謝った俺の『好きな人』はその言葉を残し、そのまま立ち去ってしまった。








俺は一人で校舎裏に立ち尽くしていた。