きっと、見る夢はお前が俺の隣に居る夢だろう。






そんな、予感がするんだ。







そう思いながら重い瞼を閉じた。









ピーーーーーーーーーーー








数分後、部屋には一人の老夫が永遠の眠りについた知らせの電子音が鳴り響いた。







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『久しぶり。あなた。先に此方へ来てしまってごめんね。』







『いや、俺こそごめんな。あっちで幸せにしてやれなくて。』






『いいのよ。そんな事。今、こうしてあなたの隣に居られてるもの。』





『ありがとう。愛してる。』






ほらな。




俺の隣にお前が居る。