一匹少女が落ちるまで



「しーねーちゃん」



アイスを取りにキッチンにやってきた星花が私のことを呼んだ。


「ん?」


「…よかったね」


「え?」


「今のしーねーちゃん楽しそうだから。私もしーねーちゃんのおかげで、頑張ろうって思ってるから」



「星花…」


「大雅くん、いい人だよね」


「赤羽くん?」


「うん。しーねーちゃんも、頑張って」


「…?」


星花はなんだか楽しそうに笑うと、嬉しそうに園子とアイスを食べるためにダイニングテーブルに向かった。


『頑張って』って…。



どういうことだろう。



どうして赤羽くんのことなんか…。


それでもそう言った星花がすごく楽しそうだったから、私まで嬉しくなった。