一匹少女が落ちるまで



【side 紫月】


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………



「うーー!!食べ過ぎた苦しいー!!」



2日目の夜。


お風呂から部屋に帰って来ると、新山さんがすぐにベッドにダイブした。



修学旅行が始まる前は新山さんのこと物静かな子だと思っていたけど、この2日で随分イメージが変わったな。



「フフッ」


……?


新山さんは突然ニヤけ出すと、ベッドから立ち上がり、荷物のある方に向かってから、リュックから何かを取り出した。



「じゃーーーんっ!おソロ」


「えっ」


新山さんがリュックから取り出したのは、昼間に理央が私に渡してくれたストラップと全く同じものだった。