一匹少女が落ちるまで




────ポンッ


「ほいっ」


お土産品店から出て、中華街をまた少し歩き出すと、頭の上に何かが置かれて、私は声のした斜め上を見る。


理央が私の頭に小さな袋のようなものを置いていた。


「なんですか」


私はそう言いながら、頭に置かれたものをとる。


「この前夕飯ご馳走になったお礼っていうのかな。その他もろもろ含めて」


「えっ…」


理央は私に袋を渡すと、前を歩く赤羽くんと新山さんを追いかけて先に歩いた。



私は立ち止まって、渡された袋の中を見る。