一匹少女が落ちるまで

【side 紫月】


「わー!可愛いこれー!」


「新山さん、そういうの似合いそう」


「そ、そうかな?好きなんだー!うさぎっ!」


修学旅行、2日目。


今日は班で中華街を周るのが主な日程。


中華街の入り口に入ってすぐのお土産品店で限定商品やお土産を見てまわる。



新山さんは、うさぎのぬいぐるみを見つけて嬉しそうに眺めていた。


「仲良いよね、2人」


「え?」



理央と新山さんから少し離れたところで商品を見ていると、フッと赤羽くんが現れて小声で話しかけてきた。