一匹少女が落ちるまで



「最近、赤羽くんも毎日学校に来てるし、桜庭くんも…なんていうか…バスケしていた頃よりも生き生きしてるっていうか…。純粋にいいなって思っちゃって…ごめんなさいっ!でも、もうやめます!気持ち悪いよね、うん!本当にごめんなさいっ!城ヶ崎さんには私も黙ってるし、だから桜庭くんもその…」



「わかってる。言わない。約束する。そんな一度に喋ったら、酸欠になるよ、ハハッ」


一生懸命喋る新山があまりにも面白くて、なんかめっちゃ小動物で。


思わず笑ってしまう。




「あ、本当だ…。ヘヘッ。…ありがとう。桜庭くん。また明日ね」



新山は、そう言ってちょこちょこと早歩きで廊下を後にした。