─────────── ──────── ……… 「え…ごめん、どう言うことなのか、説明してもらってもいい?」 週明け、衝撃的な光景に俺は目を疑って目の前に平然と座る2人にそう聞く。 「雨宮に勉強を教えてもらってる」 「赤羽くんに勉強を教えているの」 放課後、いつものように図書室に向かい、1番後ろのキャレルデスクに着くと、そこには先週までいなかった赤羽が俺の特等席に座っていた。