「…何が?さっきの話?」 「まぁ…宇美、俺……ずっと…」 えっ? 私はカイの方を見てドキドキしていた。 でも暗くてカイの表情は読めない。 するとその時、ドアの前を人が通って行った声が聞こえた。 私達はハッとして、すぐ立ち上がり助けを求め、ようやく出られることに。 けど、カイはそのまま“文句を言いに行く”と野球部へ向かって行った。 私はそんな後ろ姿を見て、 また言いかけられた… カイ、何て言おうとしたの? 私はしばらく、カイの後ろ姿を見つめていた。