私は、五十嵐彩那。中学三年生になった。
受験生ということもあり、勉強ばかりで退屈だった。

そんななか、毎日見る夢に出てくる男の子がいた。
かっこよくて、結構私のタイプだ。
そんな彼に会ってみたかった。

4月7日。今日から学校スタート。
新しい教室に入ると、教室にあの男の子がいた。
ありえない。いや、似ているだけかも?

でも、会えて嬉しかったのだ。せっかくだから、話しかけてみよう。

「ねぇ、あなた、転校生?私、五十嵐彩那。よろしくね♪」
「うん、よろしく。俺は、木崎海翔。」

これが、私と海翔の出会いだった。