JUN-AI 〜身がわりラバーズ〜

そして、12月も下旬に差し掛かり。


今日は私にとって、ひと月で一番大切な行事…
月命日のお参り。

毎月この日は有給を取るんだけど、今日は土曜日で良かった。



今年最後だからいつも以上に、一真のお墓を念入りに掃除して。

お線香と、花やお菓子を供えると…
バックから、一真の吸っていた煙草を取り出した。


トトン、と。

逆さにしたその箱を親柱に打ち付けて、一緒に供えると…

途端に涙が溢れた。



延々と、はらはら涙を落としては…

一真を求めて、一真を悼んで、一真に愛をぶつける。


そして後悔の思いで、張り裂けそうな胸を抱えながら…

ただ茫然と墓碑を眺めた。




どれくらい、経っただろうか…


「憧子ちゃん。
いつもありがとうね」

毎回その声で呼び戻される。



「…

お義母さん…」


いつからかそう呼ばせてもらってる一真の母親に、すぐ場所を譲ると。

その人は、新しいお線香を供えてお墓に手を合わせた。