JUN-AI 〜身がわりラバーズ〜

「あと、一応彼氏だし?
俺は憧子さんの味方だから」


心が今度は、じわりと緩んだ。



「…ありがとう」



その時、後頭部が持ち上げられて…
後ろ首に触れた響の手が、そこを包むようにして襟足の方に滑っていった。

その体温と感触はやけに快楽的で…
なのにすぐチャプチャプと通り過ぎてしまう。


「…

それ、気持ちいい…」


「どれ?…後ろ?」

そう訊いて、今の快楽的な流れを繰り返す。




そうして、洗い終わると。


「けどさ、憧子さん。

逃げてても出来る事はあるんじゃないかな…
例えば。後悔してるなら、せめてメールとか手紙くらいは書いてみたり?」


確かに、そうだ…

明日さっそく手紙を書こう。



「ん…、そうする」


「うん。

…よし、終わりっ。
今トリートメントしたから、シャワーの時流しといて?」

と、軽くタオルが当てられた。



起き上がると…

なんだかスッキリ頭が軽い。


それに、心のつかえまで洗い流されたみたいだった。