JUN-AI 〜身がわりラバーズ〜

「いやっ…
やっぱり腕相撲するぞっ!
あん時のきっかけはどーせくだらねぇ事だろーけど、おまえが一真のリベンジしろよっ」

そう再び手を取られる。


「っ、はっ?
本気でっ?

こんな場所でっ?」

他のお客さんの視線が気になる…


「いーからほらっ!
おまえは両手で、あっ、顔も使っていいぞっ?」


「どーやって使うのよっ」



結局、強引にやらされたものの…


「ビクともしないんだけどっ…

痛っ!
なんでそんな強く握るのっ!?」

「っ、ワリっ…」

秀人の力が緩んだところで。


「隙ありっ!」

「うわっ、おまっ…

ほんとにリベンジしやがった…」


なんて、わざと負けてくれたってわかってる。



「じゃあ負けたから、なんか言う事聞いてやるよ」


「そうなのっ?
じゃあ…

…これからも、友達でいてくれる?」


それは、秀人にとって残酷だろうか?

だけどもし、気を使って距離を置こうとしてるなら…
そんな必要はないとわかってほしかった。