JUN-AI 〜身がわりラバーズ〜

厚型クッションで座高調節されたそのチェアに横たわると…

シャラと水流が髪を濡らして、響の手が髪を通る。


「温度、大丈夫?」


「ん…」



丁寧にすすがれて…

それから、ふわっと。
辺りにシャンプーの匂いが漂った。



「…

いい匂い…」


爽やかで、ほのかに甘くて、どこか苦くて…
なんだか懐かしい匂いがした。



「ネロリの香りだよ?
ビターオレンジの」


「へぇ…

なんか落ち着く…」



泡立てられたそれは、髪とモコモコ戯れて。

そこを響の指が…
クルクル、シャカシャカと、心地よく刺激する。


う、わ…
なにこれ。

すごく、気持ちいい…



今までだって、美容室でシャンプーされるのを気持ちいいと思ってた。
だけど、こんなに気持ちいいのは初めてで…

あまりの気持ち良さに、意識が飛びそうになるくらい。




「気持ちいい?」


「ん…

響とのセックスより気持ちいいかも」


「それ、傷つくんだけどっ」


「悪い意味じゃないから」