JUN-AI 〜身がわりラバーズ〜

すると玄関先で。


「あのさっ…

ちゃんと俺の所に、戻って来るよね?」

思わぬ質問が投げかけられる。



秀人の気持ちに気付いてる響は…

泣き腫らした目で、その気持ちを立ち聞きしたと打ち明けられた響は…

きっと、どうしようもなく不安なんだろう。


どうやったら安心させられるだろうか?

とにかく、まっすぐ愛を伝えたい。



「当たり前じゃない。

私の生きてく場所はここだから…
ずっと響の傍にいる。


ねぇ響、愛してる…」


言い終えると同時、その腕の中に力強く囚われた。



「俺も愛してるよ…


…憧子」



刹那、心臓がものすごい勢いで鷲掴みされる。




「っ…

じゃあ、いってきます」


「っ…

う、ん…いってらっしゃい」



ただ呼び捨てされただけなのに。
さんざん他の人からそう呼ばれてるのに。

照れくさそうにドアを出るその人を見送ると…


その場でひとり。
まだキュウと疼いてる胸に、手を当てて俯いた。



どうしよう、嬉しい…