JUN-AI 〜身がわりラバーズ〜

「けど憧子って意外と鈍感だよねっ。

響くんの気持ちにも気づかなかったワケだし。
秀人くんだって、なにげにアピールしてたと思うけど」


「それはっ…
秀人はあのキャラだから、冗談だと思ってたし。

第一、2人とも。
一真を永遠に愛してるって公言してる私を、好きになるなんて思わないじゃない」


特に響に至っては、ちひろさんの存在があったし。
ツイッターのユーザー名にも、まだその名前が入ってるくらいだし…



「まぁ確かにねぇ…

でもあたしは、憧子がうちのバーに連れて来た時から、響くんの気持ちに気づいてたけどね~」


「っ、そんな前からっ?」

むしろその頃から響は私の事をっ?


とっさにその時の事を思い返して…

インパクトの強い、響と秀人の衝突を思い出す。


そんな2人も、さっきは…



ー「見守るだけで、後悔しないんですか?」

「あいつと同じ事、聞くんだな」ー


ふと。

後悔?あいつ?と、その時は掴めなかったやり取りが浮かんだ。


後悔しないのかと訊いた響は、秀人の気持ちに気付いていたのだろう。

そして"あいつ"というのは、きっと一真の事で…