JUN-AI 〜身がわりラバーズ〜

「そう、なの…?

もしかして、記憶が覚醒したのは…
私が回復したから?」


「そーだよきっと!
だから一真くんの気持ちまで考えれるようになったんじゃないっ?

だって前は、一真くんが悲しむって言われるのを嫌がってたくらいだしっ」


確かに…

私はそれにうんざりしてた。


ここにいないのにどう悲しむのかと。
悲しいのは私だと。

なのにその人が寂しがってるなんて、おかしな話で…



「だからさっ?
そんなの自分の捉え方次第じゃないかなっ。

結局は響くんのおかげで回復したから、
一真くんの気持ちを考えれるようになって、
秀人くんの気持ちも受け止めてあげれたんだよっ」



響のおかげ…

そうか、響が私の安定剤だから…
脳が安心して、記憶を覚醒出来たんだ。


そして、ここまでの回復がなければ…

秀人の気持ちを知っても、プレッシャーにしかならなかっただろう。


だから成美の言う通り…

こうやってその想いを受け止める事が出来ただけでも、よかったのかもしれないし。


ちゃんとしっかり、受け止めたい。