JUN-AI 〜身がわりラバーズ〜

だとしても。


「なんだか、自分だけ愛を手に入れてるのが申し訳ないっ…

秀人にそんな思いをさせて…
一真にだって寂しい思いをさせてるしっ…」


「っ、一真くんっ?

…なんでそう思うの?」


「なんでって…」


そこで私は…

響への想いに比例して、一真との中途覚醒時間が増えた事や。
それに伴って記憶の覚醒が起きた事。

さらには響と本当の恋人になった直後に、お葬式での一場面という2度目の覚醒が起きてた事を説明した。



「偶然とは、思えなくて…

一真が寂しがって、忘れないでくれって訴えてるような気がするの」


「なるほどねぇ…

まぁ、関連付けちゃうのも分からなくはないけどさ。
あたしはそんなふうに思わないかなっ。

それに、なんかの番組で心理カウンセラーが言ってたけど…

ショックが大きすぎる事って、脳で処理できる限度を越えてるらしくてさっ。
その場では処理されなかったりするんだって。

だから、時間が経ってそれを受け入れられるくらい回復した頃に、フラッシュバックしたり、夢の形で脳処理が行われるケースがあるんだって!」


目の前にあった透明な、私を塞いでたカーテンが…

シャララと、開けられたような気がした。