JUN-AI 〜身がわりラバーズ〜

しかもその人は…


ー「そいつの事愛してんなら、頑張れよっ」

「憧子の事、頼むな」ー


どんな思いで応援してくれたのだろう…



私はこんなにも愛されて、大事に思われていて…

なのにその気持ち答えられないのが、苦しいっ。



「…ごめんね。
憧子を苦しめたくはなかったんだけど…

でも秀人くんは一生打ち明けるつもりはないだろーからさっ…

永遠に知られる事もなく、存在しない想いとして扱われたら…
あまりにも可哀想じゃない?

だけど憧子がそんなふうに受け止めてくれただけでも…
その想いに涙してくれただけでも。

秀人くんはともかく、その想い自体は報われると思うよっ?」


そう言って成美は、私の頭をよしよしと撫でてくれた。


「んっ…
教えてくれて、ありがとうっ…」



そしてごめんね、秀人…

今まで気付かなくてごめん…
その想いに応えられなくて、ごめんっ…


だけどありがとう。
そんなに想ってくれて、ありがとうっ。




響と出会わなかったら…
記憶がもっと早く覚醒してたら…

私は秀人を好きになっていたかもしれない。



でもきっと、出会いは必然で。

響がいなければ、もう限界だと私は存在すらしてなかったかもしれない。