JUN-AI 〜身がわりラバーズ〜

それから、幾日か過ぎて…


今日の夕食は何にしよう?

仕事帰り、スーパーで佇む。



ずっと実家暮らしで、そんなに料理を作る機会もなく…
作れるものは限られてる。

響には、炊事を任された時にそう説明したけど…
ルー系中心で構わないし、適当でいいと言われた。


とはいえ、ずっとそんな訳にはいかないし…
私も飽きる。



ふと、母さんの事を思い出した。


私が安定剤の服用をやめて、その副作用で食べれなかった頃。
毎日毎日、手を替え品を替え…

今日こそはと、ひと口でもと。


いつも必死に作ってくれてた。




今となれば…

毎日食事を作るのも、考えるのも、容易な事じゃない。


それでも響は、大した事ない料理を喜んで食べてくれるけど…

その頃の私はあまり食べれずに。
たとえ食べても戻す事が多かった。


そんな日々が、どれくらい続いただろう…

どんな思いをしてただろう…



それは罪悪感を煽り立てて。

私の逃げ場を追い責める。