JUN-AI 〜身がわりラバーズ〜

そんなに想ってくれてたなんてっ…

胸が苦しいほど詰まって、抑えも効かず嗚咽が零れた。


だけど…



「違うっ、それは…
私じゃなくてもそうなってたっ。

愛は育むものなら…
一緒に生活して支え合ったから、そんな愛情が芽生えただけっ」


きっとちひろさんと生活すれば、それ以上の愛が育まれる。

だから私と、あえて苦しむ恋愛をする必要ないっ…



「…

うん、仮にそうだとしても。

例えば親子の縁と同じで、こうやって出会った事自体…
そしてこんな気持ちになった事も、運命で必然だったと思ってる」


出会った、縁…


ー「今自分に縁がある人は、前世でも深い縁があった人で…
出会うべくして、出会ってるらしいの。

巡り合ったその人を大切にねっ?」ー


お義母さんの言葉が頭をよぎる。



「俺、憧子さんのいない人生なんか生きてたくないくらいで…
その時気付いたんだ。

憧子さんも一真さんに対して、こんな思いを…
これ以上の苦しみを味わってたんだなって。

その重みは俺なんかの比じゃなくて。

俺なりに、憧子さんの苦しみを考えてたつもりなのに…
前に想像とは全然違うって言われた通り、きっとこれっぽっちも解ってあげれてなかったんだなって…


ごめんっ……」