JUN-AI 〜身がわりラバーズ〜

「あと俺、いつも救われてたよ?

憧子さんの言葉とか、その存在に…
孤独からも救われてたし、罪悪感も癒されてた。

だけど、たとえ救われなくても苦しくても…

俺はずっと、憧子さんと一緒にいたい」


「っっ…」


うん私もっ、ずっと響と一緒にいたい…

思わず口にしそうになって、唇を強く結んだ。


その想いを受け入れて、私も愛してると告げれば、お互い救われるのだろうか…

いやきっと、今は良くてもそのうちもっと苦しむだろう。


1番に愛されず、傷つき続ける苦しみと…
愛する人を傷つけ続ける苦しみに。




「…

諦め悪くて、ごめん…
けど俺、憧子さんがいなくなって気付いたんだ…」

そこでそう前置きされて。
別れから今日までの、響の思いが語られる…



「さよならしたあの日。

家に戻る事も、今までを取り戻す事もいい事だから…
前に進もうとしてる憧子さんを、引き止める事なんか出来なかった。

けどそのために俺は邪魔なんだなって…

身代わりがいなくても大丈夫って言われて、もう俺は必要じゃないんだなって…

なんかもう自分の存在自体要らない気がして、何も気力が無くなって…」