JUN-AI 〜身がわりラバーズ〜

その夜。



「今日はスル?」


「…ごめん」


「え、なんで謝んの?
俺は憧子さんのペースに合わせるし。
憧子さんがしたい時で、全然いいよ?」


「…ん、ありがとう」


今日は秀人の事があったから、その罪悪感でそんな気にもなれず。
この前同様、すでに眠剤を飲んでいた。



「それにさ」

ふわっと、響が私を抱きしめる。


「これで十分、癒されると思わない?」


「…

ん…、思う…」

私も、響の背中に手を回した。


そう私たちは、淋しさを埋め合う身代わりの恋人関係。



今さらのように、この関係が便利だと実感した。

性行為をしなくても、簡単に体温が手に入るし。
面倒な事にはならないし。
それに…


響の傍は、少し落ち着く。