JUN-AI 〜身がわりラバーズ〜

「……響?」

苦しげな様子に困惑すると。



「っ、ごめんっ…
俺、一生隠し通すつもりだったのに…

ごめんっ…
しんどい思いさせてごめんっ…


好きになって…

愛してしまって、ごめんっ……」


その痛々しいほど悲痛な懺悔に、胸を打ち付けられながらも…

途中から意味がわからなくなる。



「っ、落ち着いて響っ?
話が支離滅裂になってる…

とにかく私なら大丈夫だし、響は何も悪くないからっ…」


確かに、立ち聞きした内容も別れもしんどかったけど…
それは響のせいじゃなく、私がした事だし。

ちひろさんを愛してるのも、最初からわかってる事で…
私に気兼ねする必要なんかない。


心の中でそう解釈した私を、その人は拍子抜けした様子で見つめた。



「じゃあ、憧子さんの事…
ずっと好きでいても、しんどくない…?」


瞬間。


思考が停止する。



「え…

…っ、えっ?


ちょっと待って…
意味がわからないっ…」


混乱する私の様子に、響もうろたえて…

ハッとした様子で質問を投げかけられる。