JUN-AI 〜身がわりラバーズ〜

身体が一瞬で溶かされて…
感覚が悶えたのも、わずか。

それは短く戯れて。


そのあと、ゆるりと髪が撫でられる。



私を映す響の瞳は、愛しそうに見えて。

ただそうやって見つめ合うひとときが…
泣きたくなるほど愛しく思えた。




「なんか、俺たちってさ…」

おもむろに響が口開く。



「…一緒に生活して、支え合って。

ベッドでは愛し合って、ロゼとモスって子供もいて」


子供、って…
なんだかすごく、くすぐったい。



「なんかもう、夫婦みたいじゃない?」


「っ…

うん、まぁ…」

サラッとそんな事を言わないでほしい。
こっちは動揺してるのに…



「じゃあいっそ…

結婚しちゃう?」


「っっ、えっ?」

あまりにも唐突な発言に、心臓が痛いくらい収縮して。

続く痛みと困惑で、明らさまに眉を顰めると。


「冗談だよっ」

軽く笑い飛ばされる。


そんな冗談は本気でやめてほしい…

でも、間に受けたようで言えない。




だけど。


結婚、か…

それは怖くて、胸が痛くなる。



一真と結婚、したかったのに…