JUN-AI 〜身がわりラバーズ〜

そんな、新たな中途覚醒の時間は…
今までよりずっと長く感じてしまうけど。

響のためなら頑張れるし。
それに、思ったほど大変じゃない。



目が覚めて、寝顔を見つめて…
その体温に寄り添うと。

無意識なその人に、グイと抱き包まれて…
髪がスルリとひと撫でされる。


それは、あったかくて心地よくて…

切ないほど愛しい時間。




だけど今日は、もぞもぞしすぎて起こしてしまったようだ。



「…眠れない?」


「っ…

ごめん、起こしたっ?」

ふいの声かけにビクッと肩を揺らして、思わず質問返しする。


「や、俺もなんか眠れなくて…」


嘘つき。

ずっとこの時間に寄り添ってくれてた響は、中途覚醒には敏感になってるはずで。
それを気遣わせないために、そして今寄り添うためにそう言ってるくせに。


でもその優しい嘘に、愛しさが込み上げて…


愛してる。

そんな想いでその人を見つめた。


「んっ?」と戸惑いがちな反応が返されて。

なんでもないを示すように、首を横に振って視線を逸らすと…


ふいに唇を覆った、甘い熱。