JUN-AI 〜身がわりラバーズ〜

感覚が悶えて、たまらなくなってると。

ようやく唇をほどいた響が…


「…俺、何も要らないよ」

床に腕をつい立てて、そう見下ろす。



「えっ…

いらないって、夕食の事?」


「そうじゃなくてっ…」


困ったような笑顔が可愛くて…
胸がキュッと音を立てて、すぐ。



「他に何も要らない」

切なげな瞳でまっすぐに見つめられ…


逸らさずにはいられないほど、身体がのたうつ。



「っ、さっきから、意味がわからないっ…」


「っ…

ただのセリフだよ。
床ドンしたから適当に言ってみただけ」


セリフっ?

瞬間。
あなたの他に何もいらないと、ありがちな甘いセリフ浮かんで…

自分の想像に胸が締め付けられる。


適当に言われたそれに、意味もなければ。
そんなわけも、あるはずないのに…



すると、再び響の身体に覆われて…

今度は耳を噛み付かれ、その手に肌を奪われる。



「っ、ねぇっ…
今する、のっ?」


「っ…

ごめんっ…」

ハッとした様子で離れる響。


「いいのっ」

とっさにそれを引き止める。