JUN-AI 〜身がわりラバーズ〜

そんなGW明け。

仕事から帰ると…


「今日さ…

ひでとさんに会ったよ」


「えっ…

…どこで?」


「新店舗」



なんでも、今日休みだった響は…
オーナーと視察を兼ねて、そこを工事している大工さん達に差し入れに行ったのだとか。


その大工さん達の中に、まさかの秀人がいたようで…
どうやらオーナーと、秀人の会社の社長が知り合いだったらしい。



「大丈夫?
なにか失礼な事、言われなかった?」

その発言はむしろ秀人に対して失礼だけど…
感謝や申し訳ない気持ちはあっても、それとこれとは別問題で。


「特に。
ただ…

即興で作ったようなクソガキの歌を口ずさんでた」


秀人…

容易に想像出来て、脱力する。



「ごめんね?」


「っ、だからなんで憧子さんが謝んのっ?」


不満そうな口調に、思わず戸惑うと…

その人はバツが悪そうに、右手で顔半分を覆った。


「っ、ごめん…

けど、憧子さんのせいじゃないんだし…
別に不快に思ってないから」


「…なら、いーけど」