JUN-AI 〜身がわりラバーズ〜

2周終えた後は、パーク内に足を伸ばして…

遅めの昼食をとった後、小動物とのふれあいゾーンを巡った。


中でもリスザルが可愛くて。

餌をあげると、ミニチュアな指で私の手からそれをもぎ取り…

なんとも言えない愛らしさに、たまらなくなる。


共感を求めるように、バッと響に顔を向けると。

「めちゃくちゃ可愛いねっ」って、夕陽の笑顔で包まれる。



そうやって、他の動物たちともふれあいながら…

閉園近くまでゆったりと過ごして、そのパークを後にした。




それから、帰路に向かうと思ったら…
なぜか反対方向へ。

少し進んだその道には見覚えがあり…


「ねぇ響、もしかして…」


「うん、そう。
また夕陽に、会いに行こう?」


途端、心が騒めき出す。



待ち遠しい気持ちで、その場を迎えると。


相変わらずそこは、圧巻の美しさで…

魂を揺さぶられる。




さざ波が鼓膜を揺らして…

ロゼワインの明かりが、心に切なく寄り添って…
そこを緩やかにあたためる。


そしてあの時と同じように、明日を優しく照らしてる。



きっと、大丈夫。

今の私には、そんなエールにも見えた。