JUN-AI 〜身がわりラバーズ〜

それから数日後。

仕事帰り、駐車場に着いたところで…
久しぶりに秀人から着信が入る。


思わず胸が詰まって。
呼吸を整えてから、それに出ると。


「っ、元気かっ?

やっ…おばさんから、様子がおかしかったって聞いたから…」


やっぱり気付かれてたんだ…

この前母さんから連絡が来た時。
私は申し訳なさからくる涙を無理やり隠して、早々にその電話を切ったのだった。


夢で覚醒した記憶の中で、母さんはあんなにもボロボロに泣き崩れてて…

死にそうだった私を前に、その人の方が死んでしまいそうだった。


そしてそんな私を目の当たりにして来たから、必死に立ち直らせようとしてたんだろう…



だから秀人も、こんなふうにやたらと心配して。
いつも必死に元気づけようとしてくれたんだ…


夢で思い出したその姿は、あまりにも辛く苦しそうで。

きっと自分の悲しみと私の悲しみの、2人分がのしかかっていたのだろう。


そんな思いで涙が零れる。