JUN-AI 〜身がわりラバーズ〜

泣いて、泣き叫んで、放心状態になって…

ふとまた涙が溢れて、泣き崩れて。


泣き疲れて意識を手放し…

泣きながら目覚めて。


起きてるのか寝てるのか、夢なのか現実なのかもわからずに…

彼の死への拒絶反応なのか、自分の生への拒絶反応なのか…
わけもなく嘔吐を繰り返す。


そんな日々の断片が、脳裏を駆け巡る。




それでも生きていて…

生きていて…



「ねぇ私っ、なんで生きてるのかなぁっ…

なんで生きなきゃいけないのかなぁっっ…」


そう泣き潰れると…

途端。
身体が圧迫されて、痛みを覚える。



どうやら私は、きつくきつく抱き締められているようで…

その痛みが、意識をじわじわと現実に呼び戻す。



「っっ、ごめんっ…

ごめんっ、憧子さんっっ……」


憧子、さん?

ようやく届いた声に、ハッとする。



「っ、響…?」

混乱の最中、確かめるようにその名を呼ぶと。

ビクッと、圧迫の腕が緩んで…
その人も、確かめるように私の名前を口にした。