JUN-AI 〜身がわりラバーズ〜

とはいえ…

さすがに今日は、長いっ!


もうかれこれ1時間。

戻って来た瞬間が見たいけど…
退屈からくる眠気にギブアップして、身体をローテーブルにうつ伏せた。


なのに、瞼を閉じても眠れず…
鼓膜に流れ込んでくる音に、ただ耳を傾けた。



資料のページをめくる音も…

たまに洩れる独り言も…

トトンと、煙草の箱を打ち付ける音も心地いい。




だけど暫くすると、静寂に包まれる。


あれ、今なにしてるんだろう?

そう思った矢先。


ふいに、顔にかかってる髪が撫でるように掬われて…

頬にキスが落とされる。


思わず身体が微かな反応を示して。


「…あれっ」

眠ってない事に気付いたのか、笑いを含んだ声が降って来た。



「おっかし~なぁ…
白雪姫は王子様のキスで目醒めるはずなんだけどなぁ~」

そんな事言われたら…
逆に起きづらい。


「じゃあ今度は強烈なヤツ」

そうイタズラな声が聞こえてすぐ。


身体が抱き起こされて、その腕の中で…

甘く、情熱的なキスの嵐。