JUN-AI 〜身がわりラバーズ〜

「とにかく秀人、もう触らないでっ?」


「っ、あァ!?
おまえっ、そいつの言いなりかァっ!?」


「そうじゃなくてっ…

私は響が嫌がってる事はしたくないのっ」


「っ、俺はおまえがそいつと出会う前からっ、」

「もういいよ憧子さんっ」

秀人の言葉を遮って。
今度は響から、手を掴まれて制止を促される。


だけどその顔はなぜか嬉しそうで…


「あ…
少しの間、繋いでちゃダメ?」

「中坊かっ!」


秀人にそう突っ込まれる言動まで。



「…いーけど」

「だから言いなりかっ!」


すると掴まれてる手が引かれて…

ありがと、とそこにキスが落とされる。



「キザかっ!」
「バカップルかっ!」と。

いちいちうるさい突っ込みを耳にしながらも…

繋いでる間、胸が変に騒いでた。






それから少しして。

一杯で帰ろうとしてる秀人に遠慮した私たちは、行くとこがあるからと取り繕って…

成美から更新書類を受け取ると、そのバーを後にした。