JUN-AI 〜身がわりラバーズ〜

「なんか、癒されるし…
日に日に愛らしくなる」

引き続き、ロゼとモスを眺めながらそう呟くと。


「うん、わかる。

愛は育むものとかってゆうけど…
こうやって傍で眺めたり、世話したり可愛がったりしてたら、生活に張りが出来るし、どんどん愛情が芽生えるんだろうね」

とそこで、ふいに2人して沈黙になる。



なぜならそれは、私たちの状況と同じで。


響の傍で、日々その人を映しながら…
夕食や洗濯の世話をしてる私と。

私の傍で、それを目にしながら…
朝食や掃除、それどころかシャンプーや心のケアまで世話してくれてる響。

しかも私たちは、肌まで重ね合ってる。


そうしてる私たちの間にも、愛情は芽生えるのだろうか…



…それはないか。

お互いただの身代わりなんだし、別の人を永遠に愛してる。



その時、沈黙を破って成美からの着信が入る。


「もしもし憧子っ?
さっそく書類、取ってきたよっ」