JUN-AI 〜身がわりラバーズ〜

「ううん、響は何も悪くない。

それに…
響は響じゃない。

誰かと比べる必要なんてないし。
私は響を頼りにしてるし、頼もしいと思ってる」

そっとその頬に手を伸ばして、慰めるように親指で撫でると。


途端。
その手がギュッと掴まれて、その人の頬に押し当てられる。



「っっ…

憧子さんっ…
俺…


ありがとうっ…」


そう声を詰まらせて俯く響を…
少しの間、見守るように見つめてると。



ふいに。

掴まれてる手の、手首が噛みつかれる。


「っ、えっ…」


戸惑う私を、お構いなしに。

その人は、そこを舌と唇で愛撫して…
甘噛みを繰り返す。



それは思いのほか性感を刺激して。


「っっ…

なん、なのっ?…ねぇっ」


「…

あの人に、掴まれたから…」


あの人?
…って、秀人!?



そういった身体に対する独占欲は、わからなくはない。

でもなんだか、普通に嫉妬されてるみたい…



「けど。

憧子さんは俺のものだから」


今度はそう強い瞳で見つめられ。

ドキンと心臓が弾けて、驚きの目で見つめ返した。