JUN-AI 〜身がわりラバーズ〜

「気にしてるっていうか…

身代わりとはいえ、俺なんかが彼氏でよかったのかなって」


「響みたいに優しくて完璧なビジュアルの人が彼氏で、不満に思う人なんているの?」


「そんなの知らないよ。
俺は憧子さんに聞いてるんだけど」

急に真剣な眼差しを向けられて。

胸が騒いだ。



「っ、私は…

響が彼氏でよかったし…
響と付き合えて、ほんとによかったと思ってる。

…ありがとう」


僅かに目を見開いた響が、それを伏せて堪らなそうに唇を噛んだ。



「…面倒くさい事聞いて、ごめん。

俺この顔のせいで、子供の頃は女みたいとかってからかわれてたからさっ…
自信もないし、実際頼りないし。

あの人や一真さんみたいに背も高くなければ、男らしいわけでもないし…
なんかちょっと、情けなくていじけてた。

他にも色んな感情が込み上げて…

だからごめん。
デートを嫌な雰囲気にしたのは俺なんだ」


そんなふうに思ってたんだ。
だからさっきの会話で謝って…