JUN-AI 〜身がわりラバーズ〜

それに…


「向こうはそう思ってないんじゃない?」

さっきから、すごい目で睨まれてるんだけど。


「いやありえねーし!

つか、元カノなんだよっ。
それもっ、お前と出会う前の…

今日は、お前とのドライブもなくなったし…
あいつとはっ、家具を組み立ててやる約束してたから、それを買いに来ただけでっ…」


確かに。
大工の秀人にとって、家具の組み立てなんてお手の物だろう。

今買ってもらってるチェストも組み立ててほしいくらい…


そんなことより!


「わかったから離してっ」

響の存在を知られる前に、早く立ち去りたい。


「っ、怒ってんのかっ!?」


「なんで私が怒らなきゃいけないのっ?
とにかく離してっ…」

次の瞬間。



「俺の彼女に、なんですか?」

秀人の手を掴み返して、睨み上げる響の姿。



ああ…

バレてしまった。




「…は?
え、彼女?

なんだこのチビ」


「失礼な事言わないで!
秀人がデカいだけでしょっ!?」

口にした名前に、反応する響。